おっさんだけどJKJDに混じって秘書検定2級受けた話
少し前になりますが、秘書検定2級(第113回)を受けてきて合格したのでやったこととかやらなかったこととか書いてみます。
とりあえず自分のスペックですが
- 41歳おっさん
- 不動産会社の社内SE
- まともな資格・免許は運転免許くらいしか持っていない
みたいな感じです。スマホで言えばレグザフォンあたりのポジションでしょうか。
ぼくは集中力に欠陥があるようで、中学生のときは何時間でも机の前に座っていられたのですが、今では勉強する習慣がすっかり消えて無くなってしまい、最近ではテキストを開いて5分もたつとひたすら包丁を研ぐ動画をyoutubeで見てしまったり、古地図と現代地図を重ね合わせてにやにやする始末で、そんな自分に嫌気がさしていました。
そのため、「勉強習慣を取り戻そうプロジェクト」を脳内で立ち上げ、その第一弾として、「なんかガチじゃないけど勉強しないと落ちそうなビジネス資格」の勉強から始めようと考えまして、秘書でもないのになんとなく秘書検定を選んだ次第です。
3級ではなくて2級にしたのは、単に見栄です。準1級にしなかったのは、単にコミュ障で面接が嫌だったからです。
勉強方法
買った本は下の2冊です。それ以外は全くやっていません。スマホのアプリとかもやりませんでした。
資格試験の勉強法のサイトなんかを見ると、「ひたすら過去問を解いて、間違ったところをテキストで調べる。テキストを頭から読むのは時間の無駄」みたいなことがよく書かれています。
それでできれば一番良いのでしょうけど、ぼくはどんな試験でも最初にテキストを読まないと全く頭に入らないタイプなので、「集中講義」を頭からじっくり最後まで通して読みました。
飽きずに2周も3周できるほど人間ができていないので、この1回だけ、人生でこれ以上ないというくらいの集中力をもって1周だけ通読しました(これは主に通勤電車の中か昼休みにやりました)。
その後、「実問題集」を帰宅後に1日1回分ずつ解いていき、間違ったところや、当たったけど勘で当てたような曖昧なところを解説を読んだりテキストで見返し、記憶に定着させるみたいなことをやりました。
総勉強時間は計っていませんが、2週間でテキストを読んで1週間で問題集と見直しをしたような感じです。
感想
低スペックのおっさんとはいえ年の功みたいなのもあるのでこれでなんとか受かりましたが(慶事弔事関係やカタカナ語なんかは覚えなくてもわかっていたので)、社会経験に乏しいと感じている方はもうちょっと時間をかけた方が良いと思います。1か月、毎日2〜3時間程度時間が取れるのであれば、ほぼ確実に合格すると思います。
テキストは1冊で十分と思います。過去問はぼくは公式(?)の問題集を買いましたが、多ければ多いほど良いと思います。ただし、「予想問題集」ではなくて「実際の過去問」であることと、できれば解説が詳しく書かれているものをお勧めします。なぜかというと、実試験ではほとんど過去問の焼き直しが出題されるからです。
この秘書検定、問題を解いていると、「いや、さすがにこれはないだろ」的な理不尽な問題に出くわすと思います。しかしその手の問題は、理屈ではなくそういうものとして受け流すしかないようです。
「一般論」ではなく「あなたならどうするか」でもなく、「秘書A子ならどう行動するべきか」ということが問われているので、会ったこともない秘書A子になりきって答えなければなりません。
「世の中や自分の常識」を答えるのではなく、「秘書A子とやらがすべきことを答えるのだ」という意識が大事な気がします(果たしてそんな試験でいいのだろうか)。
ただ、それはほとんどテキストや過去問に載っているので安心してください。
試験会場はほとんど若い女性、推定30歳以上のおっさんはぼくだけでした。
秘書検定会場にいるおっさんは多分恥ずかしさでそわそわしていると思いますので、不審者だと思わず優しい目で見てあげてください。